平成2年に日本の滝百選に選定された鳥取県一の大飛瀑の雨滝。 扇ノ山から流れ出す袋川にかかる落差40mの滝で原生林に囲まれた場所とあふれ出んばかりの水量が落ちる姿は迫力満点です。周囲にも大小48もの滝が存在し、いずれも自然のままの滝を見ることが出来ます。 2010年10月、ユネスコが支援する「世界ジオパークネットワーク」へ「山陰海岸ジオパーク」が加盟認定され、この雨滝は扇ノ山エリアに属します。貴重で美しい地形を観察することができます。 古来より霊場として修行・信仰の場所となっていたこの地ではかつて旧暦8月1日には「お滝まいり」が行われていました。現在は毎年6月第1土曜日に「滝開き祭」が開催され、壮大な滝をバックにこの地方の伝統芸能である「因幡の傘踊り」や神事などが行われています。 滝付近までには、遊歩道や東屋があり、秋の紅葉、初夏の新緑を満喫できます。