働くママ 藤田芳美

EMINA(エミーナ)代表 藤田芳美

藤田 芳美|EMIINA【エミーナ】(元『はるちゃんちplus』)代表

プロフィール:鳥取市在住。6歳の男の子と4歳の女の子のママ。元看護師。自身の子育ての経験を生かし、同じ子育て世代を中心にしたコミュニティ「はるちゃんちPlus 」を立ち上げる。イベントの開催などの活動のほか、上級食育アドバイザーとしても情報発信を行っている。そして、2018年、「はるちゃんちplus」を通して感じたこと、チャレンジしたいことをカタチにするため、新たに屋号を新しく「EMIINA(エミーナ)」に改め、新事業へ挑戦を始めている。

Q:子育てコミュニティ『はるちゃんちPlus』とEMIINA(エミ―ナ)の活動とは?

EMINA(エミーナ)代表 藤田芳美

「はるちゃんちPlus」は、友達のお家に来たように気兼ねなく過ごしてほしい。そしてはるちゃんちに来てくれた方と、そこに関わってくださる講師の方や新しいママ、応援してくれる人がどんどん繋がっていく。そんな場所でありたいという願いではじめました。赤ちゃんが泣いてもお互い様。過ごし方は自由。一番は、無理なくその人らしくいられる場所を提供するコミュニティです。今年は、はるちゃんちplusで感じた「いままでの活動をもっとリアルにママさんたちの仕事につなげたい」という思いから、EMIINA(エミ―ナ)として進化します!個々のスキルに応じたチームで仕事をすることで「新しい仕事の形」を目指していきます。鳥取県外に目を向けて、鳥取で活躍する方の商品を発信していくウェブショップも始めました。

好きなことと向き合えるってありがたい

Q:「はるちゃんちPlus」の活動と並行して取得した上級食育アドバイザーとはどんな資格?家庭と育児もあるなかでの資格取得は大変ではなかった?

生きることと直結している「食べること」を、もっと楽しんでもらうためにはどうしたらいいか。元々好きだった料理を、ただ好きだけじゃなくて何か裏付けをもって発信したいと思って上級食育アドバイザーの資格を取得しました。
資格取得のための勉強は、大変じゃないと言えばウソかもしれないです。家事や育児の量が変わる訳ではないし、自分で時間を作ってテキストと向き合うのは、怠けやすくもなりました。でも、やっぱり好きだったからやめなかった、そう思います。元々負けず嫌いだったりもして、途中辞めが嫌なことも良かったかもしれません。好きなことと向き合えるってありがたいと思って、夜中ひっそりとテキスト読んでみたり、食事を食べながら学んだことを問題に出してみたり。少しずつですが、日常の一部に入れていきました。

「一人で無理だ」って言うことは決してダメなことではない

Q:ママ(パパ)の一人育児についてどう思いますか?

「しんどい」って言えるうちはまだいいほうで、それがだんだん言えなくなって、「でも頑張らなきゃ」って自分を奮い立たせて無理するようになる。周りは気づかないこともあるし、気づいても言えないことってあると思います。「一人で無理だ」って言うことは決してダメなことではないから、それが表現できる場所が身近に増えたらと思います。

Q:働くことに対して、家族からのサポートはどのようなことがありますか?また、家庭との両立で大切にしていることは?

“自分のことは自分でする”
小さい頃からなんとなくですが、自分のことは自分でしてもらうようにしています。今も、保育園で着替えた物の補充は自分たちでするし、お弁当箱は洗う。少しのことでも、これって大きなことで、私も助かるし子供たち自身も感謝や自立を覚えると思うんです。あとは純粋に、応援してくれている。そこに感謝です。

両立で大事なのは「全部完璧を目指しすぎない」こと!元々出来ていた家事のやり方をそのままキープしながら、追加でどんどん仕事量を入れていくといつかパンクしてしまうことに、体験から気づきました(笑)「手を抜くこと=ダメな自分」の気持ちが抜けなかった。でも、今は前より少し手を抜いてるかな。自分が壊れたら、元も子もないので。

当たり前を当たり前にしていることって本当に凄いこと

Q:「働くママ」として周囲への要望や期待など。

今、【はるちゃんち】から次のチャレンジ【EMIINA】と並行して、企業に就職もしています。働き始めて痛感したのは、『お母さんは減るものはなくて増えるものが多い』こと。
家事をする。そこに育児が増える。そこに仕事が増える。減ることってないんですよね。一日の時間は増えないのに。家事の手を抜くと「お母さんなのに」。育児で疲れやイライラを出すと「お母さんなのに」。仕事で時短することは契約で何も悪くないのに、「お母さんだから仕方ない」に、どこか引け目を感じる。もちろん、絶対じゃないけれど、私はそれで悔しくて泣いたこともあります。ママって、凄いんです。それでも目の前の子供に、全力でいようとする。笑顔で、愛そうとする。当たり前を当たり前にしていることって本当は凄いことなんだって、自信を持って働ける空気になってほしいです。

休日朝一の温泉!銭湯!

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