特集:「ドローンで空の産業革命」有限会社トータルフィット

ドローンで空の産業革命_有限会社トータルフィット
今年2月に開催された平昌オリンピック。開会式での壮大な光の演出は圧巻でしたね。実は、このパフォーマンスはコンピューターで制御された1200個以上のドローンが描いたライトショーだったこと、知ってましたか?冬の夜空を舞うドローンの美しさは、新しい時代への変化を象徴しているようでした。
今、ドローン技術は格段に進化しています。空撮はもちろん、様々な業界や新しいテクノロジーと組み合わせることで無限の可能性を見せてくれます。
そこで今回の特集で、全国でもドローン技術をいち早く取り入れ、空撮、カスタマイズ制作などを行ってきた有限会社トータルフィットの吉田拓哉さんに、「ドローンの可能性」についてお話を伺いました。鳥取からはじまる「空の産業革命」。新たなビジネスビューとして、大注目です。

人が行けないところにも行ける、というのが最大の特徴

吉田拓哉さん 取材の様子
Q:ドローンというと、空に飛ばすラジコンの現代版といったイメージしかなかったのですが(ごめんなさい!)、実は、目的に応じていろいろな可能性や使い道があるそうですね。トータルフィットさんでは、主にどのような場面での依頼が多いのでしょうか?

ドローンを扱う会社として初めて10年になるんですけど、一番多い依頼が、東京の放送局からの動画の空撮。うちはドローンでの空撮を取り入れるのが早かったんですよ。けっこうたくさんのお話を頂いて、空撮映像の実績は、かなりあると思います。
あとは、最近、県や市からのお話を頂くようになって、いろいろなサポートをさせてもらってます。

Q:鳥取県や鳥取市からの依頼があってサポートというと、どういった場面で活躍されるんでしょうか?

林業、農業といった分野ですね。人が行けない(行きにくい)ところにも行ける、というのが最大の特徴ですから、そういった場面の調査をドローンでサポートする。これは実際に今までかかっていた手間もコストもかなり下げれるので、今後の需要は伸びていくんじゃなでしょうか。
Q:例えば、どのようなことができますか?

林業の分野では、測量するときに空撮してレーザー3D化すれば、今まで人がひと月以上かけてやっていたものよりも、より正確な数値を数日で算出できます。農業では、従来の小型ヘリで行っていた農薬散布もコストが4分の1です。あとは、空から生育状況も調べることができるので、手軽に効率的な栽培が可能になります。

Q:今後、ドローンにはどのような可能性がありそうですか?

災害支援、水中調査ですね。ドローンに荷物を積んで、災害で孤立集落になってしまった場所に荷物を届ける。水難で救助を待っている人に浮き輪を届けることもできますよね。魚群探知もできます。あとは、ドローンって空を飛ぶだけでなく、水中を動く回れるものもあるんです。海洋背物の生態調査や、水中に沈んでいるものを調査するのにも活躍します。まだまだ、ドローンはこれからたくさんの可能性があるのを知って、活用してもらいたいですね。

地物での依頼も増えてきているのは、ほんとに嬉しいこと

Q:設立した10年前は県内からの受注がまだまだ少ないなかで、なぜ鳥取で?

もちろん鳥取が好きだからです。僕は会社に入って2年ほどなのですが、10年前の建設時は代表が一人でスタートしました。ラジコンもカメラもコンピューターも好きだということが高じて、鳥取で会社を設立しよう!と。間違いなくこのドローンの分野っていうのは伸びるって代表は思っていました。当時は県や市に資料を持って「こんなことができますよ」ってプレゼンしていたんですけど、全然ノラナかったのが現実だったみたいです(笑う)それからは、絶対にドローンは伸びるって自信もあったから、まずは外堀を埋めよう!ということで、県外から依頼をとにかくどんどん受けるようにしました。今少しずつドローン技術が認知されて、地元での依頼も増えてきているのは、ほんとに嬉しいことですね。

Q:ドローンがブームになって、2月には平昌オリンピックの開会式・閉会式でも話題になりました。
世の中も注目している技術なので、空撮以外にもお客さんの層がずいぶん厚くなったのではないでしょうか?

僕らの思っていた通りにドローンが流行って、自分達でネットで買ったりできるようになったじゃないですか。身近になったのはいいけど、その分トラブルもあります。買って、うまく扱えずサポートを依頼されることも増えましたね(笑)
結局ドローンって、ラジコン操作が上手だったらできるっていうものではないので。コンピューターの制御がわかってないと安全な操作はできない。だから、飛ばしてみたいはいいけど、何かが原因でドローンが帰ってこれない時とか、そうなったときの対処がわからないと、そこで行ったっきりもう戻ってこないわけですよ。空撮も、ドローンを飛ばすことよりも、カメラをよくわかってないとクライアントの希望するものがうまく撮れないし。総合的にいろいろなことをわかっていないと難しいっていうのも実際にはありますね。

Q:これからの展開は?

今、いろいろなシーンを想定して、LTE回線を使用した新しいドローンのシステムなども確立してます。まずは、東京などで、実例として普及していけば、日常生活のなかにドローンはごく自然に溶けこむ存在になっていくのではないでしょうか。鳥取でもきっと役に立てるものだと思うので、これからもコンスタントに新しい試みは続けていきたいですね。
活動の様子
林業でも活躍しています
ドローン風景写真
小沢美海岸でも、ドローンでの撮影で地形がはっきりと見えます

トータルフィットさん、こんなこともやってます!

3D造形
細かな技術が必要となる、3D造形。写真データをもとに、立体的な模型製作もしています。食品サンプル、建築など、用途は様々。そのほか、結婚式の引き出物に最適な、名入れ彫刻したグラスも可能です!お気軽にお問い合わせください。
活動の様子
DJI CAMPはドローン市場の70%以上を誇るDJI JAPAN株式会社がドローン(マルチコプター)を安全に使用できる操縦者を育成する企業向けプロジェクトです。業務で使用する操縦者の育成を行います。講習会開催は順次行っております。※コース別に順次受講していただくことにより早期にプロのオペレーター育成が可能です。

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